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ヴァルトハウス

フライブルク市による「森・林業」に関する情報・教育センターです。森林と持続可能性をテーマとし、子供を中心とした幅広い年齢を対象に環境教育プログラムを提供しています。

活動内容

設立趣旨

目的

・学校向けのプログラム

→半日から1週間と期間も、そして森林にかかわるプログラムを用意しています。様森の中の動物の足跡をたどるプログラム、木を伐り木の利用の仕方、森林にかかわる仕事を学ぶプログラムなど年齢に合わせて様々なアクティビティが用意されています。1週間プログラムでは、生徒が木を伐り、実際にその木から椅子等の製品を作ります。そして、最終日にはそれを実際に販売するといったこともしています。

 

・木を使ったものづくり体験

→まだ乾燥させていない伐採されたばかりのやわらかい木材は加工しやすいです。その木材を使い、ボートを作ったり、木の彫刻を作ったりしています。家族向けや学校向け、様々な人を対象としています。

 

・一般向け公開年間プログラム

→誰でも参加できる一般向けプログラムです。森の散歩プログラム、キノコツアー、森に関連するお話、紙のリサイクル体験、木のモノづくり体験など多種多様なプログラムが用意されています。

・成人向け教育

→環境教育に携わる大人の方や環境や森に関心がある大人の方向けの催しです。

主に幼稚園の先生や保母さんを対象とした体験講座や講演会を行っています。

・展示会

→展示物は基本半年ごとに入れ替わります。おおかみに関する展示や繊維となる木の展示などがされていました。展示物もただ見るだけでなく、説明や実際に展示物に触れられるもの、音を聞けるコーナーなど五感を使って楽しめるように工夫されています。

・セミナールーム

→セミナールームの貸出を行っています。

・カフェ

→毎週日曜日と祝日の12時~17時に営業しています。様々な種類のケーキと紅茶やコーヒー、パンやワッフルなどをお楽しみいただけます。コーヒーはフェアトレードでかつ、環境に配慮して栽培されたものを使用するなどメニューにもこだわっています。

・市民の森を身近に感じてもらう

→森林は社会において様々な役割を果たしています。森の生態系を知る、森を感じる機会、森とかかわる機会を提供しています。

・森に関して、敏感になってもらうこと

→ 普段の生活の中でも森に関して、少しでも意識できるようになってもらうことを目指しています。

・森林の持続可能な利用のための意識を生むこと

→森林保護には森林を適切に利用していくことが大切です。

・フライブルク市公務員、パート、実習生 約15人

→森林経済学、経営学、生物学を学んだ方や1年間の研修を受けに来ている実習生など様々な分野の人が共に運営をしています。

・2008年設立

・森林面積が全体の43パーセントのフライブルク。すでに環境先進都市として有名なフライブルクにおいて、さらに森林保護や環境保護に関するイニシアチブを発揮するためにこの施設が設立されました。

   木からボートを作るプログラムを見学しました。これは一般の方に開かれている年間プログラムの中の一つの催しです。このプログラムはオウシュウモミの木の板から、一週間かけて、ボートとオールを作ります。

​メンバー

活動日時

・火~金(3月~10月)10:00~17:00

・火~金(11月~2月)10:00~16:30

・日・祝日 12:00~17:00 (カフェ)

​もっと知りたい!

・住所 Waldhaus Freiburg    

    Wonnhaldestraße 6     

    79100 Freiburg      

訪問レポート

   参加者は、全員で20人、7ボートを作っていました。一人で参加している人もいましたが、親子や家族で参加している人が多かったです。参加者の一人になぜ参加したのかと尋ねてみると、「娘と何かしたかったからだよ」とのことでした。とっても約4.80mもあり、5人が乗れる実用的なボートです。作るのは難しくなかったかと尋ねると、「いや、簡単だったよ。みんな周りの人も助けてくれるしね。」とのこと。親子で協力しあって作るだけでなく、他の参加者とも助け合いながらボートを作っていったようです。私が訪問したのはプログラムの最後の日でした。天候は雨が降ったりやんだりのあいにくの模様でしたが、参加者全員でわきあいあいとし、楽しそうな様子でした。

  作業場で作ったボートを近くの小さな湖に運び、ボートが無事に浮かぶかの最終チェックをしました。小さな子供も、女の子もみんなで協力して重さ約50キロあるボートを運んでいます。まずはみんなでボートを浮かべる前に記念撮影。

   単に売ってあるものを買うのではなく、木の板から自分たちで作り上げる。しかも、それがおもちゃなどではなく、実用的なものである。このような体験を通して、森や木に対する価値を再認識してもらうのがこのプログラムの目的だそうです。さらに、人と自然、人と人の結びつきも深められることもこのプログラムの魅力のひとつです。今回のプログラムでは少しレベルの高いものを作りましたが、斧を作ったり、伝統的な方法で木を切ったり、木から器を作ったりと1日や数日のプログラムもあり、様々な人が参加できるように多様なプログラムを提供しています。

(訪問日:2016年11月5日土曜日)

Stiftung Waldhaus Freiburg

・日本語の場合:当ページ管理者が仲介してヴァルトハウス(Waldhaus)に問い合わせます。

・ヴァルトハウス(Waldhaus)に直接問い合わせの場合(ドイツ語、または英語が可能):

   そして、いよいよボートを浮かべます。7ボート無事に全て浮かびました。私自身もボートに乗らせてもらいました。始めは少し怖くためらいがあったのですが、バランスをつかんだ後は、気持ちのよく湖上での散歩を楽しむことができました。参加者のみんなも湖の上での散歩を満喫しています。1週間かけてみんなで協力して作り上げたものがやっと完成してとてもうれしそうでした。これらのボートはそれぞれが車で持ち帰るそうです。

ヴァルトハウス フライブルク

 ウォンハルデ通り

79100 フライブルク

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