Kreis くらいす
クンツェンホフ
クンツェンホフは主に食・衣・エネルギーをテーマとして環境教育プログラムを提供している家族経営の環境教育施設です。元々は農地だった場所で、1999年から子どもと若者、大人が学べる農場としての活動を始めました。2ヘクタールの草地の中に、小さな小屋や、ハーブの庭、小さな畑、カモの池などがあります。この施設では、ロバやヤギ、ヒツジ、カモ、鶏などの動物たちも暮らしています。
活動内容
設立趣旨
目的
・環境教育プログラムの提供
→学校用や、子供向け、大人向けなど多種多様なプログラムを提供しています。少人数で継続的な取り組みができるように意識されています。
例)・動物の世話
・乳しぼり、ミルク加工、クリーム、バター、チーズなどの生産
・リンゴジュース、リンゴムース作り
・穀物の栽培からパン作りまで
・野草、香辛料、薬草を知り、収穫、加工、利用まで
(お茶作り、聖油や色の元
を抽出)
・洋服作り(羊から毛糸、アマから布作り)
・染色体験(植物で毛糸を染める)
・太陽と薪での調理
・鉄の鋳造、薪加工
・鳥の保護(土着の鳥を知る、鳥観察、巣箱づくり)
・自然の循環(コンポスト、腐葉土)
・ボランティアデー
→月に1回、だれでも参加ができるボランティアデーがあります。クンツェンホフの整備や動物の世話などを体験できます。
・1986年~ 農地所有者ガブリエルプラパートが環境に配慮した農業を行う
・1999年~ 学びの場 Kunzenhofとしての運営を開始
・ 子どものための有意義な自由時間を探していた保護者の願い
→元々は農家として経営をしていましたが、子どものための有意義な自由時間を探していた保護者の願いから、1999年以降多面的な子どもと若者と大人のための学ぶ農場として活動を始めました。
・元農家の方とその家族
→ガブリエルプラパートさんは農場所有者であり、農家であり、また、ヴァルドルフ学園教師の経験があります。
・ボランティア
・実習生
・ 人と自然とのかかわりに気づいてもらう
→どこから食べ物・飲み物・洋服・エネルギーが来るのか。 全ての人間が生きるために必要な3つの根本的なものである、食・衣・エネルギーの原点を知る機会を提供する。
ボランティアデーに参加しました。ボランティアデーは月一回開催され、誰でも自由に参加することができます。途中からの参加でも、途中までの参加でも自分の無理のない範囲で参加ができます。今回、私が参加した回は最近来始めた人も、もう定期的に長いこと通っている方もいました。子連れのお母さん、建築技師の方、アメリカから来た学生等、老若男女様々な約20人の方が参加しました。凸凹になっていた地面をならしたり、木の柵のねじを取り外す作業を14時から16時くらいまでやりました。
メンバー
活動日時
・基本毎日
・オフィス時間:月・火・木曜日 9:00~13:00
もっと知りたい!
・住所 Littenweilerstraße 25 a
7917 Freiburg im Breisgau
訪問レポート
作業後はみんなで振り返りの時間。クンツェンホフの敷地を回り、誰が何を成し遂げたのか、みんなの作業の成果を見て回ります。
そして、作業後はみんな一緒に夕ご飯。クンツェンホフでの収穫物を使った料理や近所のビオスーパーからいただいた商品としては売れないけどまだまだ食べられるパンなどをおいしくいただきました。クンツェンホフで積んだハーブを使ったハーブティーもクンツェンホフで焼いて作った特製マグカップでいただきました。
この夕食会は自己紹介をしたり、情報交換をしたり、世代を超えた交流の場となっていました。参加者の多くの方はインターネットを通じて知ったという方が大半でしたが、通りかかり、来てみたら良かったからという方もいました。参加者に参加した理由を尋ねてみると、「ずっと家にいるより、こうやって体を動かした方が、体にいいし、夜ぐっすり寝られる」「自然の中にいることは気持ちいい」「単に楽しいからだ」などの答えが返ってきました。
自然の中での作業を通して、人間と自然と接する機会を提供することに加え、世代や国籍も関係なしに、普段自分とは接しない方々と交流することができることは、貴重な時間だと思いました。とても居心地の良い空間でした。
(訪問日:2016年2月20日土曜日)
Lernort Kunzenhof Freiburg
・日本語の場合:当ページ管理者が仲介してクンツェンホフ(Kunzenhof)に問い合わせます。
・クンツェンホフ(Kunzenhof)に直接問い合わせの場合(ドイツ語、または英語が可能):
・映画上映会
→ 毎月第一水曜日に現代社会の課題を反映している映画の上映会をしています。映画鑑賞後はみんなで意見を交換しあいます。これまでには日本語にも翻訳されている『腐食土~地球を救う忘れられたチャンス』も上映されました。土と気候にどの様な関係があるのかを取り上げた映画です。
リッテンワイラー通り25a
7917フライブルク イム ブライスガウ
課題
・ 多種多様な催しのコーディネート
・たくさんの問い合わせへの対応
・厳しい自然への対応
・資金調達等課題 など
→「課題は様々ありますが、日々立ちはだかる試練や課題を解決、克服し日々前進しています。今まで全てにおいて、良いまたは、さらに進歩できる解決策を見つけてきました。これは、クンツェンホフの仲間とともに、お互いにそして自然に対して常に思いやりと尊敬の念をもって尽力してきたからこそ成せるのです。私はこのことにとても感謝しています。」 byガブリエルプラパート
これから
・ “内”のさらなる改善
→ “外”にむけた成長ではなく、“内”をよりよくしていきたい。もちろん“内”の改善は結果的に、“外”に向けての成長につながるが、常に更なる有意義な機会を提供することを第一としている。
・催しのための空間
→様々な催しを行うための今よりもいくらか大きな空間がほしい。