top of page

レーベンスガルテン

地域の人と共同で農業を営んでいる団体。環境に配慮した栽培方法で農作物を育てています。地産地消と持続的な農業の在り方をさぐる社会的プロジェクトです。

活動内容

設立趣旨

目的

・連帯農業 (CSA: Community Supported Agriculture)

→2.5ヘクタールの畑で40種のビオ野菜品種を栽培しています。メンバーの人はあらかじめ年会費と入会費を払います。そこから、農作業道具等必要経費が支払われます。そして、毎週水曜日には収穫物を受け取ることができます。農作業の参加はボランティアで、メンバー以外の方も歓迎です。常に環境に配慮した栽培方法をしており、2015年にはDemeter認証(公式Bio野菜認定)されました。

 

・イベント開催

→幅広い年齢層の人が参加でき、参加者みんなが共に学べ、繋がれるイベントを開催しています。

 

・「みんなで野菜栽培

→毎週火曜の午後と水曜の午前中に誰でも農作業を体験できる定期イベントです。自然農法を実践を通して学ぶことができます。休憩タイムがあり、自分のペースで作業ができます。

 

・会員向けイベント

→会員が自ら提案し、会員のために催したものです。「ろうそく作り」や、「クリスマスツリー作り」など、その他季節に合わせた行事を行っています。会員でない方も、連絡を下されば、参加可能です。

 

・野外活動デー„Erdkindertag“

→近隣学校と提携をしています。小学1~3年生が第二金曜日に畑で過ごし、地面観察や伝統手工業技術を習ったり、薪を使って料理をしたり、野外アクティビティをします。

 

・ツアー

→要望に合わせて様々なツアープランを用意しています。

2時間コース:共同農業とLebensgarten Dreisamtalに関する短い講演、敷地の案内、活動体験

1時間コース:敷地案内・少し活動体験または共同農業とLebensgarten Dreisamtalに関する質問タイム

 

・学校向けプログラム

→栄養と農業、自然保護など様々なテーマを五感を使い体験できる機会機会を提供します。プログラムには敷地ツアーが含まれ、その他内容は参加者に合わせて用意します。例えば、花の種まき、レタス植え、ジャガイモ収穫、コンポストづくりなどを行います。また、野菜の収穫から、料理までを体験できるプログラムも行っています。

・環境・自然保護、自然景観の保全の援助、助成

→自然保護や環境に配慮した園芸、パーマカルチャーを経験する機会を提供しています。

・教育と研究の援助、助成

→近隣学校との提携、また、昔からの品種とF1品種の保存や文化交流の場、セミナー等の催しを提供しています。さらに、同じような目標設定の他組織との協力、ネットワーク、知識交換を行います。

・2人の庭師

・地域の方々(野菜を定期的に受け取っているのは会員130人内62人)

→2人の常勤の庭師のもと地域の方々、ボランティアの方々と一緒に活動しています。

・2012年12月

・この地域で地域の方々と共に、自然農業により、重要な時間を過ごしたいとの思いから。

   定例の農作業の手伝い・体験日「みんなで野菜栽培」の日でした。今日は祝日だったこともあり、作業をしていたのは3人でした。2ヘクタールの広大な畑での作業中でしたが少しお邪魔させてもらい、お話を伺ってきました。

​メンバー

活動日時

・農作業の手伝い・体験「みんなで野菜栽培」:毎週火曜15:00~18:00、

                                                                                              水曜9:00~13:00

・その他イベントは不定期に開催

課題

これから

​もっと知りたい!

・温室を立てる許可をもらえない。

→温室を立てるために使うビニールを入手したものの、景観保護区との理由で温室が建てらない点に困っているそうです。

・さらなる活動の発展

→これからも栽培の拡大をし、また会員を増やしていきたい。

・ハンディキャップを持った方の場の提供

→ハンディキャップを持つ方の職や居場所を生み出したい。

・住所 Lebensgarten Dreisamtal e.V.  
    Keltenring 179                                
    79199 Kirchzarten        

訪問レポート

   レーベンスガルテンには年齢も職業も年収も異なる様々な人が会員となっているそうです。ここでは農薬等を使わずに環境に配慮して、野菜を栽培しています。ここで収穫された野菜は会員に分配されます。誰が育てたかわかること、野菜を育てる過程に自分自身もかかわることができること、自分の住む近くで作られた野菜であること、環境に配慮した栽培方法であることなどに魅力です。スーパーのように自分がほしい時に、ほしいものが買えるわけではなく、時には量が少なかったりもしますが、それらについて理解を得た人々が会員となっています。

   会員のうちの1人であるイネスさんは設立当初からの会員だそうです。収穫がうまくいかないときもともに責任を負い、そして、豊作だったときはともに喜びを分かちあえるということが魅力だと語ってくれました。そして、農薬などの頼らずの自然の力を活用して野菜を育てていることもとても大事だと話してくださいました。テレビで日本では花の受粉を人がやっていることもあると知り、とても驚いたそうです。本来なら、蜂がすることをなぜ人がやらなくてはいけないのかと疑問に思ったそうです。

「一つ一つ手作業で受粉することは、農家の人がそれだけ苦労して大切に育てている証拠ともいえるかもしれませんが、本来のあるべき自然界の循環が成り立っていないことではないかなあ。」との意見をもらいました。

   最後に日本人のみんなに何か一言とお願いすると、「ひとまず始めてみて!問題は進んでいくとともに解決していくから」とメッセージをいただきました。とにかくやってみないと何もわからないですものね。

(訪問日:2016年11月1日火曜日)

Lebensgarten Dreisamtal e.V.

・日本語の場合:当ページ管理者が仲介してレーベンスガルテン(Lebensgarten)  

        に問い合わせます。

・レーベンスガルテン(Lebensgarten)に直接問い合わせの場合(ドイツ語、または英

 語が可能):

   もう一人の会員のスザーネさんにもお話しを伺いました。ともに野菜を育てることで仲間と交流することができ、「ここでの作業はなんといっても楽しい!」とのことです。自然の中で、土に触れ、空気に触れることは、普段はパソコンを使って仕事をしているスザーネさんにとって、貴重な時間だとのことです。さらに、「環境にも配慮した栽培方法で、かつどこで栽培されたかわかるので、ここでの野菜は安心して食べられるわ。そして、何よりもおいしいわね。同じBioの野菜でもスーパーで売られているものより、自分たちが育てたもののほうが何倍もおいしいのよ。もっと多くの人がこの魅力に気づき、そしてもっとこのローカル共同ファーミング(CSA)が広まっていけばいいのになぁ」と語ってくれました。

レーベンスガルテン ドライザムタール
ケルターリング 179

79199 キルヒツァーレン

bottom of page