top of page

農に学ぶ

環境教育ネットワーク

こんな人にぴったり!

・自然栽培を学びたい方

・稲作を始めたいと思っている方

・家族の関係を深めたい方

・里山保全に関わりたい方

・自然の中で体を動かしたい方

活動内容

設立趣旨

目的

・社会教育の推進を図る運動

・まちづくりの推進を図る活動

・環境の保全を図る活動

・子供の健全育成を図る活動

 

・教育ファーム

 →学校や企業等、団体対象の稲作体験です。種をまくことから始め、環境にやさしい無農薬・無施肥・自家採種の自然栽培で育てます。農の営みの過程を企業や学校の教育現場に取り入れ、楽しみながら共に学びませんか?

(詳細:http://www.nounimanabu.net/kyouikufarm.html

・米を作ろう!稲作体験

 →家族で気軽に稲作体験できます。家族で一緒に農を通して自然を感じませんか?家族のコミュニケーション場をとしてもご利用ください。

(詳細:http://www.nounimanabu.net/taiken.html

・谷戸田サポーター制度

 →自然栽培(無農薬、無施肥、自家採種)による自給稲作をサポートします。稲作の全行程を学ぶと同時に、里山保全活動にも関われます。

(詳細:http://www.nounimanabu.net/yatoda.html

・自然体験イベント

 →かかし作り、田んぼの生き物調査、お茶摘み、収穫祭等季節に応じたイベントを開催しています。

(詳細:http://www.nounimanabu.net/event/event/

・持続可能な社会の実現

 →農を通じて、自然の摂理や、人も自然の一部であり、自然の恵みによって生かされていることを学びます。また自然農で作物を育てることで、命の根源である「食」に対する認識を変え自然に順応した生き方を学びます。

 

・真に豊かなコミュニティの創造

 →農を単なる食糧生産の手段という価値観から多面的な価値観へ。農を軸に様々な立場の人が関われる地域のコミュニケーションの場を目指しています。

・運営会員17人

・2007年12月25日 NPO法人として活動を開始

・子供の病気

→子供の病気をきっかけに、薬と医者任せでいいのであろうか疑問をもつ。そして、自分の食べるものを自分で作ろうと米を作り始めました。

​メンバー

​作業休み日

・毎週月曜日

一般社団法人

    「農に学ぶ」の農作業に参加しました。田んぼの周りや畑の草取りをしました。田んぼと言えば、平地に田んぼが画一的に並ぶ様子が一般的ですが、ここでは谷に田んぼや畑があります。壮大な山々の間にある田園風景。是非その地に足を運び見て頂きたいです。田んぼや畑は無農薬であり、肥料も加えずに育てています。なので、農作業中にもたくさんの植物と生き物に出会うことができました。自然の営みを農を通して感じることができました。

訪問レポート

課題

これから

・会員がもっと必要

→約10ヘクタールもある土地の管理にはもっと人手が必要です。正会員募集中です!

(特に平日に参加できる方。シニアも歓迎)

・発信方法

→もっと多くの人、いろんな人に参加してもらうために、常により効果的な発信方法を考えています。

・会員100人を目指す!

→なるべく多くのいろんな人に関わってほしい!

・活動の魅力づくり

→活動内容をさらに魅力のあるものにし、もっと多くの人に「農に学ん」でほしい!

・果樹園もつくりたい!

→田んぼの奥の土地を整備し、そこで桃などの果物を育てることができたらいいなぁ。

            今日は私も含め、8人で作業をしました。ご夫婦で来られている方やもう5年も来ている方もいました。参加者の中の一人は友人の紹介で知り、親子で参加したのがきっかけで、今でも来ているそうです。普段はIT関係の仕事をしていて、電子画面から離れ、壮大な自然の中で体を動かすことは良いリフレッシュとなるそうです。

・理事長木村さんのお話~なぜこんな谷で米作り?~

        谷は機械を動かしづらかったり、運びづらかったりとお米を作るには難しい地形です。しかし、なぜこんな土地であえて手作業で無農薬、無肥料・自家採種でお米を作っているのでしょうか。「多少険しくても、山に挟まれたこの地には、天水があり、太陽がある。この栄養のみで十分だ」とおっしゃっていました。実際に田には立派に稲が育っていました。「このシンプルな農法で、自然の力で育てることで、自然に対して感謝でき、自然の変化にも敏感になれる。そして自然に生かされていることを学べる」ともおっしゃっていました。自然栽培によって環境に優しい農業ができ、農を通して自然の営みを感じることができるのです。

・こだわり抜いたお米「栄光」

作業後はもう一か所の田んぼと少し離れた場所にある畑も案内してもらいました。本当に広く、この土地を少人数で運営していくのはとても大変だと思いました。「農に学ぶ」で主に育てているのは「栄光」という古くからある品種のお米だそうです。このお米は収穫時期が遅く、脱粒しやすいなど育てる上で不都合な点があるために他の農家ではほとんど作られていないそうです。しかし、なぜわざわざこの品種を育てているのでしょうか?「農に学ぶ」で重視していることは、農耕×教育×環境保全です。よって、自然栽培を取り入れています。つまり、肥料もなしで、自然の恵みだけでお米を育てます。一般的な品種は肥料の耐性があり、肥料の栄養分をある程度吸収したら自分で吸収することを止められるそうです。しかし、ここで育てている品種の「栄光」は肥料耐性がなく、もし肥料を与えたら巨大化してしまうとのことです。だから、この品種はむしろ無肥料の方がおいしいお米がとれるのです。自然に恵まれた立地と「農に学ぶ」のスタンスに合致したのが、この「栄光」という品種だったようです。無農薬・無肥料・自家採種に加えて、作業は手作業、収穫後も機械で乾燥させるのではなく、天日干しで乾燥させるなど最後までこだわっています。収穫がとても楽しみです。

・こんなところに茶を発見!

田んぼの周りにはナス、さといも、モロヘイヤ、柿、ブルーベリー、桑の木などたくさんの種類の植物が植わっていました。そして、茂みの中には茶もありました。私はきれいに整然と並ぶ茶畑しか見たことがなく、山の茂みと一体化している茶を見たのは初めてでした。これは「農に学ぶ」が植えたのではなく、この土地を開墾していたら出てきたとのことです。おそらく前の農家がここに茶を植えたのではないかとおっしゃっていました。

・野菜もこだわり抜いて育てています

そして、田んぼとは少し離れた場所にある畑も案内していただきました。ここの野菜も米と同様に、無農薬・無肥料・自家採種で育てられています。なすやオクラ、しそ、万願寺唐辛子、きゅうりなど様々な野菜がありました。しそは畑のいろいろなところに点在して育っていました。しそは種が飛んで自然に発芽したそうです。人が種を植えたものよりも、このようにして自然に生えてきたものの方が強いそうです。その場で葉を頂きましたが、とても肉厚でおいしかったです。

・無農薬でもちゃんとそだつの?

無農薬となると虫などがついいて大変ではないかと私が質問すると、植物自体が元気であれば虫はそんなにつかないということでした。植物の元気がなくなり、収穫時期(=旬)の終わりに近づいてくると自然に虫が寄ってくるそうです。でも、その虫を農薬で追い払うことはしないそうです。「こうやって自然は循環してるからいいんだ。」とおっしゃっていました。

 

・きょっきょだいなナスが!

ふと作物を見ると巨大なナスが。収穫時期を逃してしまったのかなと思いましたが、これは種を取るためにあえて残しているのだそうです。育て方だけではなく、種までこだわって自分たちで作っています。一般的な農作物は、種を買って育てても、また次の年に蒔くことができる種はできないそうです(いわゆるF1種)。種そのものも自給自足するには、野菜の収穫が終わってもその苗を植えておかなければならず、次の野菜を植えられないなど、色々大変な点もあります。しかし、ここでは自然のサイクルを大切にした方法で野菜を育てています。

・都心から近い隠れた自然スポット、ちょっと足をのばしてみませんか?

「農に学ぶ」で活動されている方々は本当に親切にお話も案内もしてくださりました。そして、何よりもみなさん楽しそうでした。新宿からも1時間以内で来れる場所にこんなにも美しい壮大な自然があります。言葉に表すのは難しいので是非自分の目でほしいです!理事長木村さんは「とにかくもっといろんな人にきてほしい」とおっしゃっていました。子供から年配の方まで、そして外国人の方も大歓迎だそうです。普段は自然に触れる機会があまりない方も、東京にある隠れた自然スポットまでちょっと足をのばして心身共にリフレッシュしませんか?美しい自然と素敵な人たちに出会えます。そして自然を共に感じ、共に学びましょう。もしかしたら、収穫物のおすそ分けももらえるかもしれませんよ。

(訪問日:2016年9月3日土曜日)

・理事長木村さんのお話~きっかけは子供の病気から~

         私は作業の合間に少し理事長である木村さんにお話をうかがいました。木村さんは、初めは子供の病気をきかっけに食を見直そうとお米を自分で作り始めたそうです。薬や医者に頼るのではなく、根本的な「食」から見直すことも大切とおっしゃっていました。そして、お米を作っていくうちに、「自分のやっていることは単なる安心・安全な食生産だけではない。大勢の人に自然栽培に携わってもらいたい。」と思うようになり、NPO化したそうです。そして、耕作放棄地であった土地を利用した米作りを多くの人に体験してもらう活動を始めました。農耕×教育×環境保全をすべて兼ねた活動となっています。

・理事長木村さんのお話~苦労を乗り越え今がある~

        当初は田んぼを使っていない地主から土地を借り受けることから始めました。当時は田んぼに価値を生み出せなくなっていた人々もいて周囲の理解を得られなかった時もあったそうです。しかし、地道に開墾を進め、荒れた土地を田んぼとしていくと、周囲の人が道具を貸してくれたりと協力してくれるようになったそうです。「なぜ農業なんてやっているんだ」と言われた時も過去にはあったそうですが、わざわざ離れたところから来てくださる方々もいて、参加者が満足して帰っていく様子を見て、今は確信をもってこの活動を続けていられるとのことです。

​もっと知りたい!

 所在地:主たる事務所:神奈川県横浜市青葉区さつきが丘5-1

     従たる事務所:東京都町田市成瀬台2-30-13

 活動拠点:横浜市寺里ふるさと村と東京都町田市三輪町にまたがる里山

bottom of page