Kreis くらいす
伊勢原森林里山研究会
こんな人にぴったり!
・自然、山、緑が好きな人
・木を切りたい、間伐材を使って何かしたい人
・有機農法で米や野菜を育てたい人
・森林、里山の再生に携わりたい人
活動内容
設立趣旨
目的
・小屋作り・
→はじめは何もなかった谷戸田に間伐材を使用した丸太組み工法で集会所を作り、米作りオーナーのための拠点を作りました。台風が来てもビクともしません。
・森林の荒廃を食い止め、再生させる
・里山の環境や文化の継承
・里地農業の再生
・行政への政策提案
・調査・研究
・林産物の有効活用
・中山間地域の活性化
・市民ボランティア(会員を募る) 会員約25人
・2005年4月法人格を取得
・森林の荒廃から里山を守りたい!
→国産材の価格の暴落、林業労働者不足により、伐齢期を迎えた木々も放置されてしまっています。その結果、保育がされず、森林の崩壊は留まる所を知りません。1992年リオデジャネイロで開催された地球サミットは、世界172か国(ほぼすべての国際連合加盟国)の代表が参加しNGOを含め延べ4万人が集う国際連合史上最大規模の会議となり世界的に大きな影響を与えました。2001年日本も森林政策を転換し森林の公益的機能を謳いあげた森林林業基本法を制定し、機能別森林の施業計画が策定されました。二酸化炭素の固定源、地球温暖化防止、生物多様性の確保、水土保全など多様な森林の機能を甘受する人間として森林里山の保全を責務としてこの会が設立されました。
メンバー
活動日時
・毎週日曜日 AM9:00~PM4:00
NPO法人
伊勢原森林里山研究会(以下:研究会)の方々は1日体験プログラムを用意してくださり、たくさんの作業がある中で、時間を割いて森林を案内してくださいました。普段はできない体験をし、里山についてたくさんお話もしてくださり、とても貴重な時間を過ごすことが出来ました。
・裸足で田んぼへGO!
→私たちは、まず午前中に田んぼの草取りの作業を体験しました。田んぼの中には裸 足で入り、全て手作業でした。直に感じる泥の感触は気持ちの良いものでした。無農薬でお米を育てている分、作業が大変ですが、様々な生き物が生息し、貴重なビオトープの役割を果たしていました。しかし、もし全ての田んぼを一人で草取りをしようとすると、大変な作業だと思いました。だからこそ、みんなで協力して作業をしており、人と人とのつながりを感じられました。
訪問レポート
課題
これから
・多様なプロジェクトを担うプロジェクトリーダーが不足
・次世代を担う若者の参加が少ない
・交流人口を確保するIT戦略が不十分
・資金不足
→事業収入の確保 間伐材の使い道として DIYピクニックテーブルキットを作成中、販売先も確保し1か月に1度のマーケットで販売します(要事連絡)
・助成金頼みの財政から寄付金確保へのシフト
日本遺産に登録された霊峰「大山」は地域の合意形成のないまま県を挙げての大規模な広報活動により一挙に観光化しましたが、用意されたプログラムをこなすのに疲れ果て、やがて気まぐれな観光客が他に移ってしまうと心配しています。地域課題を整理し行政、地域、NPOの同意形成がなされないトップダウンからは持続可能な発展は望めない良い例です。
日向地区にこだわった活動を進めて11年が経過しまた。会員相互の交流から始め、地域交流、都市住民との交流、他のNPOとの交流へと交流の輪が広がっています。この交流を次なるエネルギーに変換するには交流拠点が不可欠です。里山ゲストハウス建設が当面の目標です。宿泊、カフェ、直売、モノ作り、情報発信、メニューも多様です。
・作業後の美味しいカレー
→草取り後はカレーを頂きました。お米はここで取れたお米だそうです。野菜に関しても、自給自足を目指して取り組んでいるとのことでした。作業後にみんなで一緒に食べるカレーはより一層おいしく感じました。
・心地よい疲れ
→研究会の方の大半は他にも職を持ちつつ、ここでボランティアとして活動していらっしゃいます。森林の間伐や米栽培は決して楽な作業とは言えません。しかし、皆さん楽しそうに、笑顔で作業をしていました。本当に「里山を守りたい、里山が好き」という思いをもって活動していると伝わってきました。大変な作業であったとしても、その作業後には心地よい疲れがあると語ってくれました。これは、お金以上の価値があるのではないかと思います。
・是非訪問してみてください!
→研究会の方は、とにかく実際にこの地に来てもらい、この地の魅力を感じてほしいと言っていました。初めは農業や林業など専門知識がなかった方もここで活動しています。ちょっと気になる、自然の中で体を動かしたいといった方でも大歓迎との事です。まずは、1日体験でもいかがでしょうか?是非、足を運んでみてください!
(訪問日:2016年7月17日 日曜日)
・多様性豊かな森へ!混交林化の現場見学
→昼食後は森を案内して頂きました。間伐をし、混交林化を図っている箇所を見せて頂きました。間伐された箇所には既に新たな木が植えられています。今後、これらの木が成長していくことが楽しみです。間伐材は里山の階段や柵や小屋を建てるのに利用されています。しかし、多くの間伐材がまだ用途がなく、今後は間伐材の使い道が課題とのことでした。
・夢広がる農場での取り組み
→この後は、研究会の農場を見学しました。私たちは、雑草取りの手伝いをさせて頂きました。畑での取り組みはまだ始めたばかりで、現在は実験段階にあるそうです。ここでの野菜は地元の竹と鶏糞を用いた有機農法で育てられています。化学肥料を用いていない野菜は地元の方々にも人気だそうです。野菜の他にも、きびと小豆も育てており、将来的にはカフェを開き、きび善哉を提供出来たらよいなとも話されていました。この先がとても楽しみです。
・竹林の伐採と有効活用
→竹を伐採し、その場で「竹粉砕機」で細かく粉砕します。伐採した竹を移動し焼
却することと比べ、CO2の放出を抑えることができます。
粉砕して細かくなった竹チップは、鶏糞と混ぜて1年間寝かせておくと完熟竹堆肥ができます。基肥 追肥もこれ1種で十分です。
・広葉樹の伐採と有効活用
伐採した広葉樹に最もふさわしいキノコを植菌し、地域特産品へと育てることにより広葉樹の森が更新します。
・谷戸田の米作りを支援しています
伊勢原市谷戸田オーナー制度の管理者として谷戸田の米作りを指導
→安全な食物に関心を持つ都市部の若い世代の家族やグループの米作りを応援し、米作りに関わった人達が集まり、お米の収穫を共に祝います。野生の味のするオコメが好評です。
・耕作放棄を再生し地域特産品を育てています
大豆の栽培
→津久井在来種と呼ばれる大豆を栽培し、枝豆として収穫したり、大豆から味噌を
作ったりします
→国産大豆を育て「なま味噌づくり」を通して日本の誇る発酵の食文化を継承していきま
す。 (津久井大豆は枝豆には向きません)
・大学の学外活動(インターンシップ)を支援
→環境問題を専門的に学ぶ学部の学生やボランティア活動に興味のある学生さんに、学内では味わえない実習の場として好評です。
・体験学習
→連続して参加できない方に田舎だからできる暮らしの体験の場を提供しています。
(事前連絡が必要)
○自然環境保全活動
・人工林(スギ)の間伐と野生動物との共生を促す新たな森づくり
→間伐率を上げ(60%以上)植樹地整地を行います。
・高中低広葉樹植樹によるモザイク状混交林をめざしています。
→大人も子供も共に植樹をしています。稚樹保護のシェルター、林床保護の
ための植生保護柵設置と手のかかる仕事ですが子供達の未来に豊かな森を残す
ため、手抜きはできません。
雑穀栽培
→栄養価が評価される雑穀(ソバ、六条大麦、モチキビ、古代米等)を育て都内の自然食品ショップで販売して頂けるようになりました。(2016年秋から)
固有種のたねから野菜を育て自給と共においしい野菜を提供していきます
→アロイトマト、世界一トマト 南瓜 青ナス 黒ナス 小玉西瓜、ミナレットなど魅力的な野菜がいっぱいです。